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出産について その3

出産について その2 の続きです。


この日から毎日、jaraはNICUと産院を往復するようになった。
2時間ほどの面会で、写真を撮って来てくれる。
私はその写真を見ながら、なんだか現実ではないことのように思っていた。
大きなお腹は知らないうちにいきなりぺたんこになり、
中に入っていたはずの赤ちゃんは自分のそばにいない。
会ってもいない。ただ写真で見るだけ。
だから現実感がなかったのかもしれない。ひどい話だが…。

手術から3日ほどは、血栓予防のために空気圧迫装置を足の裏につけ、
弾性ストッキングを履かされた。
ベッドの上で体位を変えるなどなるべく動くよう指示されたが、
これが痛くてたまらない。
手術で切られた部分が痛いのか、それとも子宮が収縮しているせいで痛いのか、
よく分からないがとにかく痛い。3日間ほどは苦しんだ。

尿道カテーテルを入れられ、腕には点滴。
数時間おきに血圧を測りに来る。
何度も採血、血液検査。
胎盤早期剥離は大出血を伴うため、ひどい貧血状態。
幸いギリギリ輸血をしなくて済む程度だったらしい。
輸血をした方が回復は早いがどうするかと訊かれたが、
血液製剤に頼るのはちょっと…ということで自力で頑張ることにする。
造血剤を点滴。
ベッドの上で上半身を起こすと、ぐるぐる目眩がする。
携帯電話のカメラで自分の顔を撮ってみたら、すごく浮腫んでいる上にすごい色で驚く。


続きはまた後日。
by nojidon | 2009-08-16 23:42 | 妊娠・出産
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